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2019/10/30更新(肥料の与え方)

ヤマノイモ栽培


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      元肥植付     追肥                 収   穫

地域によってトロロ芋とも霧芋ともいいます。おろし器ですりおろし、すり鉢で根気よくすり熱い出汁と卵を入れ軽くかき混ぜ炊きたてのご飯に胡麻と味付けのり、きざみ葱を加え食べれば美味しいです。出汁は少し辛い目の方が美味しいです。 また、みそ汁の中へ落としイモにしたり、煮ても美味しいです。
ポイントは植付けてから1週間ほどは雨は降らない時期を選ぶこと、降雨があると種いもの腐敗が激しく萌芽率が悪くなります。経験では悪い年は40数%、良い年は90数%とかなりの差があります。更に灰汁が強くすり下ろすと茶色くなり見た目が悪くなります。元肥には有機肥料を十分与え浅根性ですので夏は乾燥させないように水を多く与えること。また収穫時期が遅れるとイモの中が黒くなる場合がありますので注意が必要です。

3月下旬〜  4月中旬 畦幅120p、高さ30p以上とし植付の約1週間前に苦土石灰u当り2握り、元肥をバ−ク堆肥u 当り2s、牛糞u当り1s、鶏糞u当り1s、化成肥料(8:8:8])と油粕u当り各2握りを入れ耕します。週間天気予報を見て植付後、1週間ほど降雨がない期日を選び小口切りにした種芋を種苗店で購入し切り口を上に深さ10p、間隔約40pで2条にちどりで植付ます。 植付の際は種芋を包むように上下に籾殻を入れておくと比較的に丸く形状の良い芋ができます。もし小口切りにしていない1個の芋であれば包丁で頂芽部分を切り落とし1片50g以上にみかん切りし切り口に消石灰を付け2日ほど乾燥させ植え付けします。     
    
    植   付
  (白く見えるのは腐敗防止のため切り口に消石灰を付着)
5月下旬〜  6月下旬 植付てから50数日で萠芽し蔓が伸び始めるので中畦を軽く耕し追肥として牛糞u当り1s、鶏糞u当り1s、化成肥料(8:8:8)をu当り2握りをブレンドして与え乾燥防止として中畦に藁を入れ土を被せます。藁が入手できなければジャガイモの蔓や種を付けていない雑草などを入れても結構です。 また支柱や網ネットをして蔓がむらなく繁茂するように蔓の誘引を行います。
雑草はこまめに取り除きましょう。また脇芽は早い目に除去しましょう。
                         
                          蔓が伸び始める
7月  〜 8月 芋は地表から比較的浅い場所にできますので、地表が極端に乾くと(水分不足)芋は大きくなりません。対処方法として谷に水を誘因するかジョウロで水を与えるなど水管理を十分行い乾燥防止につとめます。4〜5日毎に降雨があると理想的です。
                         
9月 茎葉が黄色くなり始めます。        
                                         
                          
10月
 〜
11月
葉が枯れ始めたものから順次、移植ごてで芋に傷をつけないよう慎重に掘り収穫します。馬鈴薯や薩摩芋、里芋と異なり1本の蔓に1個しか収穫できません。保存方法は雑菌防止のために付着している土を洗い落とし発砲スチロ−ルやビニ−ル袋に入れ木の引き粉に水を加え握ると少し固まる程度の粉を隙間に入れておくと約5カ月は大丈夫です。また時々見て腐敗箇所があるようならその部分を包丁などで早い目に除去しビニ−ル袋に入れ冷蔵庫(2〜5度C)で保管しておけば更に腐敗防止に効果があります。
                       

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