スイカ栽培

  

前ペ−ジへ

2008/09/3更新
2011/08/12更新 (アライグマ被害)


 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月
            種蒔元肥苗植付追肥 収   穫
                     
      スケジュ−ルは地域によって多少前後します

夏の暑い時は冷蔵庫で冷やしておくと本当に美味しいです。甘くて水分が多く子供達にも、もてもてです。塩をかけると味が増すだけでなく汗が盛んに出る時期ですので身体にナトリウムも補給します。
ポイントは連作しないこと、苗にはキャップをすること、水はけのよい砂質土を選ぶこと、有機肥料をたっぷり与えること。小玉は割れやすいので大玉の方が作り易いです。


4月 種蒔きは直蒔きでもポットへ蒔いて苗を育成後定植してもよいですが直蒔きの場合は1〜2週間前に深さ10〜20p、直径30p程の穴を掘ります。元肥として掘り出した土に堆肥、鶏糞、腐葉土を2〜3sと油粕、米糠を各3握り、普通化成肥料を2握り入れ土を戻し2〜3p高めに盛りあげます。畝幅は200p、株間隔は80〜90pとし1箇所に3〜4粒蒔き5〜6oの覆土をしホットキャップで保温します。ホットキャップは発芽促進や害虫であるウリバエやタネバエ、晩霜の防止になります。但し温度が上昇し過ぎると萎れるので注意しましょう。
5月上旬 ポットからの植付は本葉4〜5枚になると根土を崩さないように浅く定植します。              植付前日にポットへ水を与えておきます。
元肥や畝づくりは直播きと同様です。なお直播きの場合は生育状況をみて元気な1本を残し間引きします。その際、根元に軽く土寄せし、藁または干し草を敷くか籾殻を入れます。 
6月 蔓が伸びるに従い敷き藁をします。これは強風で蔓が飛ばされたり実が汚れたり病害虫や雑草防
止のためです。またネットを張っておくとよいでしょう。

                       
                ネットを張る
親蔓は10〜15節(品種により異なる)で摘心、子蔓は3〜4本伸ばし着果させます。
最初の果実が鶏卵ぐらいになると追肥を根元から少し離し1株につき油粕、米ぬか、魚かす、化成肥料を各2握り程与え土の表面を軽く耕します。窒素肥料は控えめにします。
また実の下に総菜などの入れ物を適当に切り敷いておくと外皮が変色せず緑色のままとなります。
美味しく大玉の実が収穫できるよう1株に3個までぐらいにし他は早めに摘み取ります。
経験では1株に2個までにすると8kg前後(大きいものは10kg)になります。 
7月〜  8月 収穫時期になるとカラスが実を突っついたり、アライグマが出没し手で引っ掻き穴を開け手を突っ込んで食べる被害が発生します。防護対策として栽培箇所全体をトタン板かネットなどで囲うしかありませんが面倒なのでやっていませんでした。でも近年被害が増大するばかりですので丈夫なネットで囲いをしネットの下に鉄棒で重しをしています。更に付近にワナを仕掛けました。しかし捕獲はほんの数匹であまり効果はありません。地域によっては個人での捕獲は禁止されていて必ず行政へ届け、許可を頂かねばならないこととなっていますので注意して下さい。
   
黄スイカ    赤スイカ
      
洗い熊が食べた後(上部に引っ掻き傷)    手で穴を開け中身を掻き出す

               
       
周囲にネット、下を鉄棒で押さえる    ワナを仕掛けアライグマ(子供)をゲット

収穫
は受粉後40〜50日、鶏卵大になると30〜40日程度で成熟します。期日を記入した札を立てておけば収穫時期の目安となります。札立てと同時に摘心しますと栄養分が実に蓄えられ早く大きくなります完熟の目安は表面を軽くたたきポンポンとすみきった音が出れば熟しています。
収穫後2〜3日して食べた方が甘みが一層増すでしょう。
           
       札を立てる(右は鶏卵)           収        穫
             

トップペ−ジへもどる